豊中市で、小4~中学生向けの個別指導学習塾で校長をしております、藤田です
こんにちは!
この記事では、小4~中学生を持つ親御さん向けに、子どもが自発的に学習に取り組み、成長を促すための効果的な褒め方・叱り方のポイントを紹介します。
これらのポイントを実践することで、親子関係の改善にもつながります。
1. 褒め方のポイント
1-1. 行いが良い場合
具体的な行動や努力を褒める
宿題をきちんとやった:
「きちんとやれてすごいね!集中力がついたね!」
「難しい問題も諦めずに粘り強く取り組んでいて、とても見えたよ。」
1-2. 心構えを褒める
積極的に質問する:
「分からないことを自ら質問できるのは素晴らしいね!学ぶ意欲が高い証拠だよ。」
「質問することで理解が深まるし、先生や友達とのコミュニケーションも増えていいね!」
最後まで諦めずに努力する:
「最後まで諦めずに取り組む姿勢は、何事にも成功するために大切だよ。」
「粘り強さは、将来どんな場面でも役に立つ素晴らしい力だよ。」
1-3. 存在自体を褒める
些細な優しさ:
「困っている友達を助けようとする優しい気持ち、素敵だね!」
「周りの人を思いやれる優しい心を持っているね。」
個性や才能:
「絵が上手だね!色彩感覚が豊かで、とても表現力があるね。」
「〇〇のスポーツ、すごく上手だね!練習の成果が出ているね。」
1-4. 褒める場合の注意点
- 意味なく何でも褒めまくらない
- 褒められても違和感のない時に褒める
※忘れ物しなかったの偉いねー、みたいに当然の事を幼児を扱う様に扱わない
※褒められ慣れしてしまうと、褒められないと物足りなくなってしまう
※褒められる事が行動の目的になってしまう
※褒められる事が軽々しく感じてしまう
2.叱り方のポイント
2-1. 行いが悪い場合
- 具体的な行動のみを叱る
- 前に済んだことは持ち出さない
- 「いつもそんなんだから」などと人格否定しない
- 明確な理由なく、親の感情で子どもを叱らない
- 「私がお父さんに怒られるんだから」などと親の事情で叱らない
嘘をつく:
具体的な行動を伝える:
「友達に嘘をついて、信用を失ってしまったね。嘘をつくのは良くないことだよ。」
「嘘をつくことで、周りの人を傷つけたり、信頼関係を壊してしまうことがあるんだよ。」
改善点を伝える:
「嘘をつきたい気持ちはわかるけど、正直に話すことが大切だよ。」
「もし困ったことがあれば、嘘をつくのではなく、周りの人に相談しよう。」
ものを盗む:
具体的な行動を伝える:
「人のものを盗むのはいけないことだよ。盗んだ物は必ず返しましょう。」
「盗むことで、周りの人を傷つけたり、罪に問われることもあるんだよ。」
改善点を伝える:
「何か欲しいものがあれば、正直にお金で買ったり、借りたりしよう。」
「もし困ったことがあれば、周りの人に相談しよう。」
暴力・いじめ:
具体的な行動を伝える:
「友達を叩いたり、暴力を振るうのはいけないことだよ。相手が痛かったり、怖かったりする気持ちを想像してみて。」
「暴力やいじめは、周りの人を傷つけ、深刻な問題に発展する可能性があるんだよ。」
改善点を伝える:
「問題を解決するには、暴力ではなく、話し合いで解決しよう。」
「もし困ったことがあれば、周りの人に相談しよう。」
約束を守らない:
具体的な行動を伝える:
「約束を守らないのは、周りの人を困らせてしまうことだよ。約束を守ることは大切だよ。」
「約束を守ることで、周りの人から信頼されるようになるんだよ。」
改善点を伝える:
「約束をしたら、必ず守るようにしよう。」
「もし約束を守ることが難しい場合は、事前に断ったり、相談したりしよう。」
2-2. 叱るときの心構え
- 冷静になってから叱る
- 一方的に怒鳴らない
- 子ども目線で話を聞いてあげる
- 子どもに改善点を伝える
- 改善できたらしっかりと褒める
まとめ
褒める・叱るだけでなく、日頃から子どもとコミュニケーションを取ることを大切にしましょう。
- 子どもの話をよく聞き、共感を示す
- 子どもの気持ちを受け止め、尊重する
子どもを褒める・叱ることは、子育てにおいて非常に重要なことです。
上記のポイントを参考に、子どもが自尊心を育み、主体的に行動できるよう、効果的な褒め方・叱り方を心がけましょう。
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子供の褒め方・叱り方|子育てのヒント集|
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